建設DXツール「トライ&レビュー」#2 BuddyBoard編
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建設DXツール「トライ&レビュー」とは?
建設DXツール「トライ&レビュー」は、FC Apps Directに掲載されている製品やサービスを、福井コンピュータの社員が実際に使い、その体験や感想を正直にお伝えするシリーズです。
目次
手描きノートがリアルタイムに共有できる!BuddyBoardを使ってみました
今回は、離れた場所にいても、同じ図面を囲んで打合せしている感覚を実現する手書き共有アプリ「BuddyBoard」を試してみました。ブラザー工業が開発したこのアプリは、図面PDFをクラウドにアップロードし、関係者全員がリアルタイムで手書き編集できることが大きな特長です。 iPadだけでなくブラウザからも参加できるため、現場・設計・協力会社・施主など、多様な立場が同じ情報を瞬時に共有できます。
BuddyBoardとは?
主な特徴は以下の通りです。
- リアルタイム共同編集
離れた場所にいる複数人でも、書き込んだ内容がほぼ瞬時に相手に反映されます。従来のリモート会議で起きがちな“反応遅延によるズレ”を解消し、リアルタイム性が強みであると開発担当者も言及しています。 - Webブラウザ連携
アプリがなくてもブラウザから閲覧・編集ができ、共有URLを送るだけで共同編集が開始できます。 - セキュリティを重視した設計
ユーザーごとにアクセス権が設定でき、データ暗号化や二要素認証など、企業利用を前提としたセキュリティが実装されています。
パソコンとタブレットで共同編集してみました!
今回は、ARCHITREND ZEROで作成した住宅図面をパソコンとタブレットで共同編集をしてみました。
1. 図面データをアップロード(パソコン)
2. 共有リンクを発行して参加者に共有(パソコン)
3. 図面に書き込み(パソコン/タブレット)
1. 図面データをアップロード(パソコン)
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2. 共有リンクを発行して参加者に共有
共有リンクを発行します。QRコードやURLを共同編集したい相手にメールやチャットで送って、相手は届いたリンク先にアクセスするだけで、共同編集が開始します。
3. 図面に書き込み(パソコン/タブレット)
パソコンとタブレットを並べて同時編集を試したところ、書き込みの同期が非常に速く、遅延をほとんど感じませんでした。 Web会議をしながらでも、「会話のテンポを崩さない」ことを重視して設計されていることを実感しました。 細かな修正や指示が双方に即座に反映されるため、図面を介した意図の共有がスムーズに行える点は大きな利点です。
BuddyBoardの推しポイント
- 遅延の少ないリアルタイム編集
複数人が同じ図面に同時に書き込みしても、反映が速く、指示の共有が滞りません。現場・設計・協力会社とのリモート打合せでもストレスなく利用できます。 - レイヤー機能による情報整理
図面上に複数のレイヤーを重ねられるため、「電気」「空調」「構造」など担当別に書き込むことができ、情報が混在せず整理しやすい構造になっています。 複数案の比較検討や上下階の整合チェックにも活用できる柔軟性があります。 - 原寸表示・測定ツールの活用で現場作業を効率化
iPad上にPDF図面を原寸表示できるため、紙と同じ感覚で寸法を確認できます。 さらに、距離・角度・面積といった測定機能も搭載されており、図面上で必要な情報をすぐに把握できます。 三角スケールが不要になる点や、現調前の概算確認に使える点は特に建設業務に適しています。
まとめ
BuddyBoardは、「手描きによる情報伝達のしやすさ」と「デジタルならではの効率性」 を兼ね備えたツールでした。
特に、
- 図面を中心とした双方向のコミュニケーション
- すり合わせ業務のスピードアップ
- レイヤー管理による情報の整理
- 原寸表示や測定による現場効率化
といった点で、建設業のワークフローと非常に相性の良いツールだと感じます。 現場・設計・協力会社・施主といった、関係者が多い建設プロジェクトでは、共通認識のズレが大きな課題となりますが、BuddyBoardはその部分をしっかり補完する役割を果たしてくれます。 実際に使ってみて、「図面ベースの打合せをデジタル化したい」というニーズに対して、現実的で効果的な選択肢だと思います。
今回のレビュー担当者
福井コンピュータスマート株式会社 よし
2014年入社。住宅建築系の製品を中心にコンテンツ制作やお客様サポート、マーケティング等に携わる。FC Apps Directのサイト制作、マーケティング担当。スマホはAndroid派。
